こんにちは!医師のこんどすです!
2回目のコロナワクチン接種後は高確率で副反応が出現します。
僕自身や僕の周りの医師は、解熱鎮痛薬を予防内服することで
実に67%人が発熱どころか、倦怠感すらありませんでした!
僕が考え実行したプランを紹介します。
発熱とは
一般に、体温37.5℃以上で発熱とすることが多いです。
発熱に伴う症状としては
- 寒気・悪寒
- 頭痛
- 関節痛
- 倦怠感
と、いったものがあります。
統計データから考察
頭痛や倦怠感はいずれも発熱によるものではないかと考えられます。
僕の部署では解熱鎮痛薬の予防内服をして
67%の人が発熱どころか倦怠感すらありませんでした。
- 1回目・2回目変わらず注射部位局所の疼痛を90%で認める
- 2回目の接種後の方が発熱、頭痛、倦怠感の全身性の副反応の出現頻度が増加する
1回目 2回目
発熱 3.3%→38.1%(38℃以上は21,0%)
頭痛 21.2%→53.6%
倦怠感 23.2%→69.3% - 主な全身性の副反応は共通して若年・女性に多い傾向があり、加齢とともに減少傾向を認める
前の記事のポイントです。

熱より頻度の高い頭痛や倦怠感は微熱でも起きますので
熱さえ徹底的に抑えてしまえば副反応を回避できると予想しました。
熱が出なければ全て解決!?
解熱鎮痛薬
今回予防内服に使用した薬剤はアセトアミノフェンという解熱鎮痛薬です。
商品名のカロナール®️なら知っている人も多いのでは?
実は解熱鎮痛薬には2種類の内服方法があります。
- 頓服|熱や痛みが出てから飲む方法。一般的。
- 定時投与|決まった時間に飲む方法。熱や痛みがなくても決まった時間に服用することで、薬の濃度をキープできる。
発熱のタイミングは接種翌日が最も多いですが、時間帯はバラつきがあり読めません。
なので今回は②の定時投与の方が良いです。
今回のプラン
今回実行した方法です。
- アセトアミノフェン1回600mgを6時間ごとに内服する。
- それでも熱が抑えられなかった場合は、頓服でロキソプロフェン60mgを1錠を内服する。
の、二段構えです。
コロナ治療でイブプロフェンの使用は認められています。
詳細は厚労省ホームページQ&Aより。
予防内服の開始時間は、接種から約12時間後をスタートにしました。
- 接種日の夜(就寝前)スタート
- 接種翌日の朝
- 接種翌日の昼
- 接種翌日の夕方
- (接種翌日の夜)
厳密じゃなくても大丈夫ですが、だいたい6時間ごとが目安!
接種翌日の夜は不要なら飲まなくてよさそうです。
僕の場合は、5回目は不要そうで内服しませんでした。
まさかAmazonで売ってるとは思いませんでした。
1錠100mgなので5〜6錠は飲めば、500〜600mgですね。
病院で処方されるアセトアミノフェンは1錠200〜500mgのことが多いです。
現在売り切れのようです(2021.6.5 現在)
例えばバファリンプレミアムなら成分的にイブプロフェンも含まれているので1回2〜3錠でいいですね。
ノーシンホワイト錠ならアセトアミノフェンが1錠あたり150mg含有されているようなので、1回2〜3錠でいいですね。
まとめ
コロナワクチン接種後の副反応は
解熱鎮痛薬の予防内服で抑えられるかもしれません!
医療従事者はなにかしらの方法で予防内服している人が多いですが、国や機関で勧められている方法ではありません。
あくまで、僕個人の実際に行った方法と結果を報告しました!